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刺青(いれずみ)の除去は簡単ではない

 刺青除去でお悩みの方が増えているのだとか。人気ロックバンドとか、アーティストとか刺青を入れている人が多いですね。ベッカムの入れ墨は有名ですし、安室奈美恵さんは子供の名前をデザインしたタトゥーを肩だったかな?入れていましたね。

 最近はタトゥースタジオが堂々と看板を出しています。大昔と違って手彫りだけでなく機械彫りが普及して、入れ墨を入れるのはとても簡単です。料金の方も安いところではワンポイント数万円程度からと金額的にもとてもお手軽。ちょっとオシャレだから入れてみようか・・・という人が増えているのもうなずけます。

 一方、温泉や銭湯などでは「入れ墨(刺青)禁止」「タトゥーお断り」の掲示は当たり前ですし、プールにも同様の看板があったりします。そもそも、刺青に不快感を感じる人が大多数であるのも現実というもの。ですから、就職や結婚など人生のターニングポイントや、お子さんが生まれたのを機に、刺青除去を考える人も少なくありません。刺青だらけでは一緒にスイミングスクールに行けませんものね。

 でも、刺青の除去って簡単にはいかないんです。タトゥーとは違いますけど、アートメイクの完全除去も刺青同様、簡単なものではありません。

刺青を消すには

 刺青(タトゥー)やアートメイクの除去はどこでもできるというわけではありません。タトゥースタジオでは入れ墨はしてくれますが、除去はできません。入れ墨の色素は真皮層にまで及んでいますから外科手術が必要となってしまいます。

 現在、入れ墨を消す方法としてはレーザー装置を使う手術がよく知られています。これはレーザー照射により色素を分解して、入れ墨を消去するという方法です。それから、皮膚を刺青ごとはぎ取り、体の他の部分から皮膚移植・入れ墨切除という手術もよく知られています。

 これら刺青除去の手法の、共通の欠点はというと、傷跡が残る可能性があるということがあります。もちろん、体質によって程度も異なり、手術直後でも気にならないようなレベルに収まる人もいます。しかし、レーザー焼灼では、肥厚性瘢痕やケロイドが残る場合があり、皮膚移植では継ぎ目や移植した皮膚がパッチワーク状に目立つこともまれではありません。

 こういった傷跡も時間とともに薄れてゆくのが普通ですが、少なくとも除去手術直後は、ぱっと見でも分かるとくらいに覚悟しておいた方がよいでしょう。

 このほかにも、皮膚下に袋状のエキスパンダーを入れて皮膚を伸ばし、取り去りたい部分を切除した後、縫合するという方法もあるそうですが、大きな刺青の除去は物理的に無理だと思います。

 この種の手術は形成外科、美容外科で行っていますので、タトゥー、アートメイクの除去をしたい方はまずお医者さんに相談してみましょう。

入れ墨を消す費用はいくらくらい?

 刺青の除去で気になるのはやはり費用でしょうか。手術の種類や美容外科それぞれで、かかるお金は異なりますが、ここでは代表的な料金を紹介しておくことにします。レーザータトゥー除去の場合は1cm×1cmあたり1万円。タトゥー切除手術で切開幅1cmあたり2万円〜3万円ぐらいが相場だと思います。入れ墨を消す費用はかなり高いな、と思いますがいかがでしょうか?

 除去には刺青を入れた時の何倍もの費用がかかります。入れるときは直径1cm程度で1万円、CDケースくらいの大きさで4〜5万円でしょうか。ということは、小さな刺青ならば入れるのも消すのも変わりはありません。でもCDケース大となると、12cmx14cmですからおおざっぱに見ても100万円オーバー!!

 レーザーで刺青を消しきれない場合には、タトゥー除去手術の追加が必要となることもありますので、この場合にはいくら掛かるんでしょう!?刺青除去には、もちろん保険なんか効きません。オシャレの一種として入れたタトゥーを消したくなったというだけの理由で、他の国民が支払っている大切は医療資金を使っていいはずもありません。

 ファッションとして刺青(タトゥー)を楽しむのもよいですが、気楽に勢いで入れるものではなさそうですね。タトゥーを入れるならば、将来消したくなることはないのか確認してからにしたほうがよいと思いますがいかがでしょう?